2019年秋に無痛分娩で娘を出産しました。出産2日目から出産までのレポートです。
出産0~1日目のレポはこちら
出産2日目
2日目も朝6時半に陣痛室に入りました。
nstをして内診、ご飯を食べて昨日と同じLDRへ。
朝9時ごろから促進剤を開始しました。
しかしなかなかリズムよく陣痛がきません・・・・
13時ごろ、やっと3分間隔で陣痛がきました。
助産師さんたちに麻酔するか聞かれましたが、昨日の経験があるのと、まだ堪えられるレベルだったため我慢します。
無痛分娩麻酔再開!でも片側だけおかしい?!
15時ごろ陣痛が強くなってきました。
このくらいから疲れすぎて記憶があいまいです、、笑
この時子宮口は6・7センチくらいだったと思います。
疲れが見えている私を見かねた助産師さんが、もう麻酔しよう!と促してくれ、麻酔を1ショット入れました。
すぐに痛みが和らいできますが、なんだかおかしい・・・。
左側だけ普通に陣痛痛い!!
先生と助産師さんに急いで話します。
どうやら1日背中に管を着けてすごしていたので少しずれてしまい、片側しか効いていないようでした。
先生がすぐに背中の管の位置をなおしてくれ、麻酔が効いていない左側のために再度ワンショット麻酔を入れました。
次第に左側の痛みもひいてきます。
しかし、ここでもまた陣痛がおさまってしまいました。
もう、ギリギリ無理なところまで我慢するぞ!!!!と心に決め麻酔が切れたあとも再投入せずしばらく堪えることにしました。
私が堪えている間、隣のLDRの妊婦さんの叫び声が聞こえてきました。
今まで聞いたことのないすんごい痛そうな声で、
痛ーーーーーい!と何度も叫ぶ声・・・
そしてしばらくしたら赤ちゃんの泣き声。
これからどんな痛いことがあるんだろうか。麻酔なかったら私気絶するな。
と思いながらおつかれ!おめでとう!を心の中で叫びました。
19時くらい?ついに破水!
そのあと痛いながらも、まだいける痛みだったので陣痛を堪えていました。
19時ごろ、また子宮口の開きを確認するために助産師さんの診察が入りました。
ぐぐぐっと手が入って、確認されます。
「7・8センチくらいですねー」
と言ったあとまだしばらく、手でグリグリ
なんだか今回は長いなーなんかあるのかなー?とぼーっと思っていた次の瞬間
ぱーんと弾ける音と、感覚、大量の水が!
ついに破水!!!
破水すると、これまでの陣痛を遥かに超える痛みで、足がガクガク震えだしました。
今まで「自分はただの赤ちゃんの通り道」として静かに過ごしていた私でしたが、もう破水してから自己暗示も効かず、痛すぎて叫び声がとまりません。
助産師さんは、「これでもっと進むよー!」とニコニコ 笑
ついに麻酔を使うタイミングがきたー!!!
と思い即座に麻酔をしていただき、さらに今回からはワンショットずつではなく、ずっと打ち続けるタイプに切り替えてもらいました。
このあと陣痛は弱まることなく続いてくれました。
無痛分娩中の導尿。動けなくてもパニック障害大丈夫?
もう破水の衝撃でボロボロでしたが、麻酔のおかげで痛みがとれ、ぐったりと休みました。
ずっと麻酔をしているので立ち上がらずトイレは導尿してもらうことになります。
妊娠中の無痛分娩の気になるポイントの1つは、
立ち上がらないことでパニックにならないか。
実際は、疲れすぎて動こうとか立ち上がろうとか思う気持ちにもならないし、立ち合いの夫やいざとなればナースコールもあるためその心配は杞憂に終わりました。
また、導尿もずっと股を開いてあれやこれやされているので全く羞恥心もありません笑
また麻酔をしてるので痛くもなんともありません。
トイレに行きたくなったり、おしっこがたまってきそうな時間になったら助産師さんに申告。(もしくは導尿するか定期的に確認をされる。)
管を尿道に入れて膀胱を押されると、自然とおしっこが出てきて、こちらも出てる感があると気持ちいいくらいでした。
助産師さんから、しばらく眠っていていいよ。
と言われ、遠慮なく寝ました。
分娩中に眠れるなんて、本当にありがたかったです。しばし寝ます。
出産3日目 起きる。鉗子分娩の選択せまられる。
2時ごろ目が覚めました。
寝たおかげで体力が少し回復していました。しかし発熱(38度)。
状況を、見るためにまた診察になりました。
先生と助産師さんが入ってきて診察になりました。
この時子宮口は10センチ。
診察後先生がすごくいい辛そうに口を開きました。
説明されたのは、赤ちゃんのあたまの下がり方が不十分であること。
あー帝王切開になるのかなー( ; ; )と思っていると
提案されたのは鉗子分娩でした。
器具を使って赤ちゃんの頭を挟んで引っ張るということ。
赤ちゃんの顔に少し傷がつく場合があるが、すぐに消えるということ。
怖くて事前に調べていなかったのですが、その手段が1番適しているということなので即決しました。
鉗子分娩だと数回いきんだらもう生まれるということ。
鉗子分娩を決めるとちゃきちゃきと準備が進みました。
登場したのは、なんかエンマ様が持ってそうなごついペンチみたいなもの!
そのあまりの見た目の恐ろしさに、夫も私も驚愕、、、!!!
無痛分娩じゃなかったら、多分逃げてました笑
不安そうな私たちの顔を見て助産師さんが
「この先生鉗子分娩すごい上手だからラッキーですよ!」
と、安心するんだかしないんだか笑
ついに出産!まさかのパニック発動?!
分娩に向けて準備が整いました。
しかし、まさかのここでパニックが発動しそうになります。
それが酸素マスク!!
赤ちゃんの様子から、いきむ時に酸素マスクが必要と言われつけられたのですが、わたしは口・鼻元を覆われるのが苦手。
さらに最初ものすごい勢いで酸素が吹き出してきて、呼吸がしづらく、パニックの予兆が現れたちめ、思わず
「ちょっと外してください!!!」と叫んでいました。
やばい。まさかここまで大丈夫だったのに酸素マスクでつまづくなんて、、、!!!
一度外してもらい、呼吸を整えます。
もう必死で、娘の命のために何がなんでもマスクをするんだーーーー!!と自分に言い聞かせます。
酸素の強さを弱めてもらいマスクを再度つけます。
あたまの中に可愛い娘の姿を思い浮かべ、意識をマスクから離すように集中します。
なんとか落ち着きマスクをつけたまま分娩を再開することができました。
あのエンマ様のペンチが入っていきます。
麻酔が効いているので痛くありません。
助産師さんのサポートでいきみます。
上手ー!っと褒められます笑
息んだ時間は1・2分だったでしょうか。
ぬるっと何かが出た感覚がして、血まみれの(血は私の)娘が出てきました!!!
深夜4時ごろ。ついに娘が誕生しました!
娘誕生!無痛分娩の後産
娘は心配していた傷も殆どできていませんでした。
助産師さんが言ってた先生は鉗子分娩上手っていうのは本当でした!!
また娘が出てきた時も、麻酔のおかげで痛みはありませんでした。
本当に、ぬるって感じです。
そのあとカンガルーケアをしたり、娘の体重を測ったりしながら後処置をうけました。
会陰は事前に切開していましたので縫いましたが、麻酔が効いているので痛くありませんでした。
胎盤も知らないうちに出てきたような感じで、
麻酔のおかげで娘が生まれた瞬間をリラックスして喜び、大切な時間を落ち着いて過ごすことができました。
パニック持ちで、医療行為も大の苦手な私が無事に娘に会うことができました。