娘を母乳よりの混合で育てています。
今や苦労なく母乳があげられるようになりましたが、最初は扁平乳頭のため 乳頭保護器必須・・・授乳が大変でした。
乳頭保護器を使ったメリット・デメリットをまとめます。
乳頭保護器(ニップルシールド)とは
乳頭保護器は、授乳時に乳首に被せて使う保護シールドで、授乳をサポートします。
- 乳頭(乳頭)が短く授乳ができない人
- 乳頭が陥没している人
- 乳頭に傷ができて、痛みがある人
が使うと、授乳の手助けになります。
乳頭保護器(ニップルシールド)の効果
乳頭保護器は乳首に被せることで様々な効果が期待できます。
- 乳首が長くなり、咥えられるようになる
- 乳首が吸われて延びる(保護器がなくても授乳できるようになる)
- 傷を保護して痛みが緩和する
- 乳首を休ませて傷や痛みから回復させられる。
授乳って想像以上に痛みが伴ったり、上手に吸わせるのが難しいです。
乳頭保護器があると、授乳が少しスムーズに進むようになります。
産院で習った、乳頭保護器の使い方
乳頭保護器は授乳のたびに、乳首に被せて使います。
私が産院ですすめられたのは、メデラのニップルシールド。最も産院で取り入れられているブランドです。
①赤ちゃんの鼻あたりに、くぼみ(画像の奥側)がくるように角度を考えて胸に貼り付けます。
※2枚入っていますが、1度の授乳で使うのは1枚だけで片方の授乳が済んだら外して、もう片方につけて授乳をしていました。
②とんがり部分を親指と人差し指でつまんで、乳首を覆って密着させます。
※密着してつけると、乳首がしっかり出てきます。
③使用後は、哺乳びん用の洗剤とブラシで洗い、1日1回哺乳びん用の消毒液につけて消毒します。
乳頭保護器のメリット
私は産後すぐから、生後4カ月ごろまで乳頭保護器を使いました。
使ってみてのメリットをまとめます。
赤ちゃんが乳頭をくわえやすい
赤ちゃんが咥える部分が長くなるので、おっぱいを飲むのがまだ上手くない新生児でも、上手に乳頭をくわえられます。
乳頭を上手にくわえられると、スムーズに授乳ができます。
乳頭そのものが、だんだんのびる
乳頭保護器は、使ううちに乳頭自体を伸ばします。
そのため乳頭の長さが足りなかった人も、しばらく使い続けると保護器なしで授乳ができるようになります。
私は産前、助産師さんから
「乳首が倍の倍のびないとね」
と恐ろしいことを言われて茫然としました・・・
実際に乳頭保護器を使ううちに、リアルに4倍くらい伸びて今では問題なく授乳ができています。
乳首が短い人や陥没している人は産前(37Wごろから)からこのメデラを乳首につけて伸ばす練習をするといいです!!
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陥没・扁平の人は、産前から、つけて過ごすことをオススメします。
傷ができずらい・授乳の痛みが緩和
最初の頃は乳首が切れて痛かった・・・という話を聞きますが、私は乳頭保護器を最初から使っていたので、傷ができずに済みました。
乳頭保護器を外すようになって1週間くらいで傷ができたので、保護器に守られていたんだな・・・! と思いました。
また、傷ができてしまっても乳頭保護器をつけると痛みが少し緩和するので、なんとか授乳が続けられました。
ちなみに乳首は1週間ほどで傷が回復しました。
乳頭保護器のデメリット
母乳が増えずらい・詰まりやすい
乳頭保護器は、赤ちゃんとママの間にワンクッション置かれるので、
- 刺激が伝わりにくく 、母乳がでずらい
- できた母乳が出ずらく、乳腺が詰まりやすい
というデメリットがあります。
実際、私も最初は母乳がつまってしこりができたり、量がなかなか増えませんでした。
しかし母乳外来に通ってケアした結果、1カ月後にはしっかり母乳量が増えてきました。
乳頭保護器をつけていても、時間をかけてケアをすればしっかり母乳は出るようになるので、少しの辛抱です。
▼母乳外来で教わった乳頭保護器でも、詰まらない・母乳を増やす工夫グッズ
母乳外来で教わった、母乳量を増やしたり、詰まり対策になる方法をご紹介します。
<ゴボウシ>
母乳の出がよくなる食べ物として、助産師さんにすすめられました。ごぼうしは医薬品にも指定されています。
<葛根湯>
一番効果があったのが母乳外来で処方された葛根湯。しこりがすぐにすっきり。乳頭保護器ユーザーには本当に取り入れて欲しい!
母乳が詰まったり、しこりができた時の対処法
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洗浄・持ち運びが面倒
直母であれば、手間はありませんが、乳頭保護器は使うたびに洗う必要があるので面倒です。
また出かける際にも持ち運ばないといけないので、気を使います。
↑メデラにはケースがついていて清潔に持ち運ぶことができます。
- 毎度の洗浄が面倒
- 出かける際にもっていかないといけないので、気軽に出かけられない。
もし乳頭保護器を落としてしまったら・・・洗えなかったら・・・など考えると結構ストレスでした。
まとめ
メリット・デメリットそれぞれありますが、私は乳頭保護器のおかげで娘に授乳ができたし、なかったら絶対授乳ができていませんでした。
私の様子を見ながら母が言った印象的なことがあります。
私(母)は上手く授乳ができなくて、ミルクしかあげられなかったのが悲しかったんだ・・・ 昔にこれがあればおっぱいがあげられていたんだろうな・・・
ふっと悲しそうに話す母の顔を見て、便利な世の中に生まれて本当にありがたいな。と思った出来事でした。
乳頭保護器を使った方がいい場面が出てきたら迷いなく使って、困ったことがあったら母乳のプロに相談して・・・快適な授乳生活を送ってください!
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