粉ミルクを熱湯で作っても栄養に問題ないが80度が適温!

「ビタミンが壊れるから赤ちゃんのミルクを熱湯でつくってはいけない。」

という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ミルクの調乳は、意外と細かいルールが沢山あって大変ですよね。

 

この記事は、私がミルクづくりの中で疑問に思ったことを直接ミルクメーカーに問い合わせてみたり調べた結果をまとめました。

 

 

赤ちゃん用ミルクの正しい作り方

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まずは赤ちゃん用粉ミルクの正しい作り方のおさらいから

 

ポイント
  • 煮沸後、冷ましたお湯(70℃以上)を出来上がり量の約2/3入れます。
  • 哺乳びんを円を描くように振って溶かした後、できあがり量まで煮沸後のお湯または湯冷ましを加え、軽く混ぜ合わせます。

参考:わかりやすい粉ミルクの作り方|

 

ミルクの温度に関するガイドラインは、WHOが提言しており、どのメーカーも上記の通り 煮沸(100度)→冷まして(70℃以上)ミルクをつくることを提唱しています。

 

 

ミルクづくりの温度にまつわる細かい疑問

ミルクをつくるうち、さまざまな情報が入ったり疑問がわいてきました。

 

今思うとそんなに真面目にとらえなくても・・・という感じですが、産後のガルガルの中で、また慣れない育児の中で

 

「少しでも娘にいいミルクをつくってあげたい・・・!」

 

という気持ちが大きく、正しい情報を求めて明治に色々問い合わせてみたり、公的な情報を調べてみました。

 

明治はほほえみシリーズをつくっているミルクメーカーです。

 

 

キューブタイプなので調乳が楽で超おすすめです! 

 

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熱湯で粉ミルクを調乳しても、栄養面は問題ない!

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粉ミルクを熱湯でつくってもいいのか・・・結論から言うと、熱湯で調乳しても問題はありません!

 

明治の回答

→沸騰したての100℃に近いお湯で調乳していただいても、お子様に必要な栄養が不足する心配はございません。 なお、哺乳瓶が大変熱くなり、火傷の恐れや調乳器具の破損の危険などが考えられますので、熱湯のご使用は避けてください。

 

明治の回答としては、熱湯で調乳しても栄養面での問題はない。むしろミルクを作る側が危ないから少し冷ましてから作るように。という回答でした。

 

熱湯でミルクをつくって飲んだ娘はバッチリ成長!

実際に、早くミルクをつくりたくて新生児期、娘には熱湯でつくってあげていましたが、 1日40g程度成長し、小さめに生まれた娘も1カ月健診で標準体重になっていました。

 

少量のミルクの調乳でも、お湯の温度は70度以上?

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明治の回答

調乳量にかかわらず、沸騰後70℃以上のお湯をお使いいただくようお願いいたします。

 

私が産院でミルクの作り方を習った際

「ミルクを少量でつくると、お湯の温度が冷めて70度以下になる場合があるから100ml以上でつくること」

と教わったため、質問しました。

 

ポイント
  • どんな調乳量(40mlなどの少量)でも沸騰後70℃以上のお湯で問題ない

 

逆に、100ml以下の量でも調乳ができるということですね。

 

ミルクづくりに最適なお湯の温度は80度!

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明治からはとにかく「70度以上のお湯」で調乳することと返ってきたのですが、

じゃあ何度がミルクづくりにぴったりなのか?!!

調べてみたところ、日本医師会が平成17年に各都道府県医師会に案内した通達に答えが書いてありました!

 

80℃前後の熱湯で 調乳するか、または調乳後80℃前後に一旦加熱後冷却するなどの配慮、 さらには器具類 の消毒のほか、調乳・授乳後の残量の廃棄等についての留意をお願いしたい

 引用:日本医師会

 

結果、80度前後が間違いないそうです。

ちなみに、その前までは日本では40~50度のお湯でミルクを作ることがよしとされていたようです。

 

ミルクの温度管理に最適な電気ケトル

お湯の温度が70度とか80度とかいうけど、どのくらい冷めたかなんて簡単にわからないし! という人にオススメなのがお湯の温度設定ができる電気ケトル です。

 

我が家で使っているのはこちら

 

ティファール「アプレシア エージー・プラス コントロール」

 

ポイント
  • 7段階にお湯の温度を調節して沸かせる(80℃にも設定可能)
  • ポットの中のお湯の温度がわかる
  • 2分弱でお湯が沸く

 

おおざっぱなのにミルクの温度はちゃんとしたい私は、この電気ケトルにしてからミルクづくりが格段に楽になりなりストレスが減りました。

 

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↑ケトル内のお湯の温度がわかるから、とても便利です!!

 

私は100℃に沸騰させた後、80℃台に冷めるのを待ってから調乳に使っています。

 

 

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ティファールの電気ケトルがミルクづくりにぴったりな理由

 

 

 調乳には、ミネラルウォーターが便利

80度のお湯でミルクを溶かした後は、調乳にも使えるミネラルウォーターを使うと素早くミルクを冷ますことができます。

 

ざっと計算すると

「80℃のお湯60ml+10℃の水40ml」を混ぜて100mlのミルクをつくる場合

すぐに52℃までミルクの温度が下がる計算になります。

 

▼おすすめはアサヒ飲料 おいしい水 天然水

  • 600mlで1本約78円とコスパよい
  • ラベルレスだから処理が楽
  • 開封後2・3日で使い切るべきなので600mlサイズが丁度いい

 

粉ミルクの調乳に使えることはメーカー情報を確認ずみです!

 

 

まとめ

結論としては、ミルクづくりに適切な温度は80度前後。

しかし熱くても多少ぬるくても大きな問題はなさそう・・・!ということですね。

 

神経質になりすぎるのはよくないですが、奨励された方法で安全にミルクをつくって赤ちゃんの健康を守っていきたいものですね。

 

 

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