出産が近づくと、怖くてたまらない!という人も多いのではないでしょうか。
超痛がり・怖がりな私が実践した、出産の恐怖を乗り越える方法をまとめます。
出産は怖くて当たり前!
妊娠してハッピーなはずなのに、出産が怖くて仕方がない・・・
そんな自分に愕然とすることもあるかもしれませんが
出産が怖いと感じている人は、妊婦全体の75%程度
出産に恐怖を感じるのは、当たり前のことなんですね。
私も出産が近づくにつれて怖くて仕方なく、パニック障害もあり不安と恐怖が大きかったです。
しかし超痛がり、怖がりかつ、パニック持ちという出産に絶望的に向かない私でも、なんとか出産の恐怖に打ち勝って、結果落ち着いて出産することができました。
参考:ベネッセ教育総合研究所
なぜ出産が怖いのか?
そもそもなぜ出産が怖いのか。
怖さに勝つためにはまず向き合うことから始めました。
出産の恐怖の原因を探り、対処法を考える
理由①痛みが怖いから
あの北斗晶が人生で痛かったこと第2位に選ぶほど痛いらしい出産・・・
医学的に使われるマギールの尽痛スコアでは 指の切断くらい痛いと言われています。
周りの人に聞いてみても
- 陣痛の痛みはひどい生理痛や下痢の最上級バージョンみたい
- とにかく痛すぎて死ぬかと思った
- お股が死亡
聞いただけでゾッとするような話ばかり・・
陣痛だけではなく会陰切開や帝王切開など痛いであろうポイントが様々あり、 生まれてきてそんな痛みを味わったことはないので、未知数の痛みが不安でした。
理由②母も子も命がけだから
出産で亡くなる人もいます。
マイナスな情報って印象強く入ってくるので、コウノドリだとかSNSで出産のリスクに触れるとどうしても出産による命の危機が怖かったです。
ずっと頭で考えてしまうこともありました。
理由③処置が怖いから・苦手だから
そもそも私は医療行為が大の苦手です。
点滴や採血すら苦手!
パニック障害もあり、結果や目的がわからない処置をされそうになるとパニックを起こしてしまいます。
出産はそんな私にとってはあらゆるハードルがありそうに感じました。
出産の恐怖の乗り越え方
出産が怖い理由を冷静に見つめられたところで、次に具体的に対策を実行しました。
- 痛みを知り、軽減する方法を調べる
- 出産のリスクを正しく理解する
- 出産に関わる処置を知る
- 産院とコミニュケーションをとり私の状態を伝える
痛みを知り、軽減する方法を調べる
未知の痛みが出産への恐怖の原因なので、まずは出産がどんな痛みなのかを理解し、痛みを軽減する方法を調べました。
出産の痛みを和らげる、無痛分娩を選択
メリット・デメリット・リスクを全て調べあげた上で無痛分娩を選択しました。
出産時の痛みは
- 陣痛
- 赤ちゃんが出てくる時の痛み(膣や外陰部)
- 会陰切開の縫合など産後の処置の痛み があり
無痛分娩はこの痛み全般を抑えられるということで、いざとなったら麻酔がある!!!という安心感で痛みへの恐怖が和らぎました。
無痛分娩のリスクを正しく理解するための記事
無痛分娩のメリット・デメリットをまとめました
計画無痛分娩と陣痛後の無痛分娩の違いをまとめました
ソフロロジーで出産を迎える心と身体を整える
出産の痛みを軽減したり、不安感の払拭に効果のあるソフロロジーの練習をしました。
ソフロロジー式分娩は、出産へのポジティブな気持ちを高めて、出産時のストレスや痛みを軽減することを目的としています。
ソフロロジーの練習に関しては長くなるので別記事で詳しくまとめています
ソフロロジーというと特別な感じがしますが、実際やったことはとても単純で
とにかく赤ちゃんが楽しみ!というポジティブな気持ちを高めるために行動しました。
- 夫と「赤ちゃん楽しみー!」という楽しい会話をしまくる
- 友達に赤ちゃんの可愛い話を聞く
- 赤ちゃんの写真をみまくる
出産への恐怖よりも赤ちゃんへの期待を高めることが、恐怖を和らげるのに効果的でした。
ソフロロジーのおかげで落ち着いて出産に臨めて、助産師さんに褒められました笑
出産のリスクを、正しく理解する
どうしてもマイナスな情報が大きく聴こえてきてしまって不安が増大したので出産がどのくらい危険か調べ計算しました。
ざっくり計算すると
出産で母が死亡する確率
・約0.004%
イメージ:1年間に交通事故で死亡する確率の2倍
出産で母がなんらかの重症例になる確率
・約0.4%
イメージ:白血病で亡くなる確率と同じ
なんらかの重症例になる確率は250人に1人と、結構高くて怖いなと思いました・・・
しかし、日本の高度な医療技術と医療従事者の方々の献身により、死亡するまでに至る可能性はかなり抑えられていることがわかりました。
参考:最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]
出産の時に行われる処置を知る
出産の時にはどんな医療行為が行われるのか・・・
出産レポなどを読んで調べ、一つ一つ詳細を産院の助産師さんに聞きました。
助産師外来や、両親学級で助産師さんに会う機会を利用して
- 導尿ってどんなの??
- 点滴は何個つけるの??
など・・・本当に細かいことを聞きました。
知らないことが漠然とした不安に繋がっていたので、出産の際の処置は意外と怖いものが沢山ある訳ではないことがわかり少し安心しました。
助産師外来で希望を伝える
病院に知っていて欲しいこと、して欲しいことを助産師外来で伝えました。
- 医療行為が苦手でパニックになってしまうこと
- 何か処置をする時は、何をするのかを必ず説明してからしてほしい
病院とコミニュケーションをとり、自分の特性を伝えられたことで、出産への不安が軽減しました。
まとめ
なぜ出産が怖いのかを分析して、不安を解消する行動をとることで
「私、こんなにちゃんと出産に向き合っているんだから大丈夫! 」
という自信と安心感も生まれました。
自他共に認めるビビリでポンコツの私でも出産をすることができたので、出産モードの脳は本当にすごいと思います!