妊活のタイムリミットを示すといわれるAMH値
AMH値について調べてみると
人それぞれで年齢ごとの正常値を定義づけるのが難しい。と言われたり
平均値と言われる数値が情報ソースによってバラバラだったり・・・
自分のAMH値をどう捉えるべきか、難しいですよね。
私はAMH値を測ったものの、医師から何の説明も受けられず、数値だけを見てもんもんとした過去があります。
今回は、AMH値をどうとらえるべきかを考えてみたいと思います。
AMH値ってどんなもの?
AMH値は卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているかを示す数値です。
つまり妊活があとどのくらいの期間可能かを示しているといえます。
卵の残数なので
- 年齢を経るごとに減る
- 減ったら基本増えない
*ピル飲用中は数値が低く出ることがあるそうです。
AMH値の年齢別の目安
AMH値は年齢と相関せず、個人によってバラバラで差が大きいため、年齢ごとの基準値を設定しずらいといわれています。
一方で、AMH値の年齢別の中央値のデータがあるので、その数値と比べて自分が高いか低いかを見ることがよいとされています。
- AMH値の自分の年齢の中央値と比べてみよう。
27歳以下・・・4.77
28-29歳・・・4.13
30-31歳・・・3.97
32-33歳・・・3.38
34-35歳・・・2.89
36-37歳・・・2.42
38-39歳・・・1.88
40-41歳・・・1.34
42-43歳・・・0.88
44-45歳・・・0.56
46歳以上・・・0.25
中央値というのは、数字を小さい順番に並べてちょうど真ん中に来る数字のことです。
平均値は全ての数値を足して、割ったものなのでAMH値を見るときは平均値よりも中央値のほうがより年齢別の目安をつけるという点では適していると思います。
AMH値が低いってどこから?どう見たらいいの?
いろいろ調べてみても「20代で○○以下だったらAMH値が低い!」という明確な数字は出てきませんでした。
そこで、年齢別のデータをもとにAMH値の見方・考え方について目安を考えました。
①1ng/ml以下の場合は近く閉経の可能性も
まず年齢にかかわらず知りたい1つの目安が1ng/mlです。
1ng/ml以下の人は、20代でも30代でも閉経の可能性がある数値です。
妊娠を考えている場合、早く病院で相談をしたい数値ですね。
②中央値から妊活のタイムリミットを推測
AMH値の活用の仕方として、妊活のタイムリミットのイメージをつけるための計算方法をまとめます
- AMH値は毎年0.15~0.3程度下がっていく
先ほどの中央値のデータから、毎年AMH値は0.15~0.3程度下がっていくことがわかります。
これを自分にあてはめて計算してみましょう。
例えばあなたが29歳でAMH値が2.4だった場合
毎年多めにみて0.3AMH値が下がっていくことを踏まえると
- 2.4÷0.3=8年
8年後37歳にはAMH値が0に近づいている可能性があることが推測できます。
子供の希望人数によってはすぐにでも妊活を開始したいことがわかります。
まとめ
AMH値が低いかどうか、数値の見方や考え方をまとめました。
あくまで大きなデータをもとに出したものなので、個人の事情にはそいきれません。
また医学的に正しいとは言い切れませんが、AMH値を見るうえで1つの参考になさってください。
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