無痛分娩といえども、結局痛かった・・・!
など、無痛分娩の痛みに関して様々な話がありますが、
無痛分娩で対処できる痛みとそうでない痛みは?
実際の痛みの経過はどんなものなのか・・・
2019年秋に無痛分娩で娘を出産した私が出産時の実体験をまとめます。
出産の痛みとは
出産の痛みは主に3つに分類できます。
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子宮の痛み:陣痛により痛む
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膣や外陰部の痛み:赤ちゃんが出てくる時の痛み。会陰切開など
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出産後の痛み:会陰縫合の処置などで痛む
無痛分娩では麻酔を使ってこの3つの痛みを緩和することができます。
無痛分娩の経過と体験した痛みをレベルでグラフ化
私の無痛分娩の経過と体験した痛みをグラフ化しました。
私は分娩誘発による無痛分娩(計画無痛分娩)となり、子宮口1cmから分娩がスタートしました。
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子宮口4~5センチで促されて麻酔を入れる(陣痛遠のく)
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子宮口7センチで破水、あまりの痛みに本格的に麻酔開始
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麻酔後の痛みはほぼなく、鉗子分娩で出産
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会陰切開の縫合、後産も痛みなし
麻酔で一度陣痛が遠のいてしまったため、耐えられるところまで陣痛は耐えました。
私の場合破水後の痛みがひどく、破水するまではソフロロジーの効果もあり、なんとか耐えられる痛みでした。
麻酔を入れるまで胃腸炎くらいの痛さは覚悟がいるかも
麻酔はある程度陣痛がついてこないと入れられないので、胃腸炎くらいの痛さは覚悟した方がいいかな~という感じでした!
無痛分娩が有効だった痛み、そうでない痛み
無痛分娩はまれに「まったく痛みがなくなって楽ちん!」と思われる場合もありますが、それは誤解です。
無痛分娩ができたこと・できなかったことをまとめます。
無痛分娩で軽減できた痛み
無痛分娩で軽減できた痛みは3つ
- 耐えられないレベルの陣痛
- 鉗子分娩・会陰切開などの出産時の痛み
- 出産後の処置の痛み
それぞれ解説します。
耐えられないレベル陣痛
無痛分娩で「耐えられないレベルの、やばい陣痛」を取り除くことができたと思います。
グラフにも記したように、出産の痛みには波があります。
特に破水後の陣痛を少し経験しましたが、それはそれは
分娩台から転がり落ちるか?!と思う痛みでした。
それまで静かに痛みに耐えていて助産師さんに褒められた私が(笑)、一転ぎゃーぎゃー喚いてしまいました。
即座に麻酔を入れてもらい、痛みはわりとすぐに引きました。
鉗子分娩・会陰切開の痛み
私はどちらかというと切られる系の痛みが恐ろしかったので、会陰切開の痛みや縫合の痛みがなかったのは本当にありがたかったです。
また結局鉗子分娩になり、ペンチみたいな恐ろしい器具を使いましたが 痛みもなく、娘はするん!と出てきました。
なお鉗子分娩or吸引分娩は自然分娩の場合でも約20%の確率で実施される処置です。
出産後の処置の痛み
胎盤を出す痛みとか、会陰縫合も痛い・・・という噂でしたが、気づかぬ間に終わっていたような感じです。
落ち着いてカンガルーケアができました。
無痛分娩でも軽減できない痛み
無痛分娩でも軽減できない痛みもありました。
- ある程度の陣痛
- 麻酔が切れた後の痛み
麻酔を入れるまでのある程度の陣痛
麻酔をすると陣痛がうまくつかないので、子宮口がある程度開くまで陣痛は耐える必要があります。
陣痛は確かに痛かったです。
ただ、初期の痛みの場合はソフロロジー式を身に着けることで、ある程度乗り越えられると思います。
無痛分娩にする人は痛みに弱い方が多いと思うのでソフロロジーは必ず練習しておいた方がいいと思います。
産後麻酔が切れた後の痛み
そりゃ当たり前なのですが、麻酔が切れたあとの痛みはどうにもなりません。
出産時は痛みがなかったとは言え、身体に負担がかかっているし、お股も切っているので 麻酔が切れるとめちゃくちゃ痛いです・・・!
この痛みは飲む鎮痛剤で対処します。
薬を飲んでも痛く、産後3日ほどはゲッソリぐったりでした。
無痛分娩でも出産トータルでは痛い
無痛分娩でも出産していることに変わりないので、まあ痛いものは痛い・・!というのが私の感想です。
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痛みを全くなくすのではなく、強すぎる痛みを軽減できるのが無痛分娩
そんな感じに思っておくのがいいのではないでしょうか。
中にはそもそも麻酔があまり効かなかった・・・!という人もいるようなので体質によって無痛分娩で感じる痛みはそれぞれあるようですね。
まとめ
無痛分娩の痛みについてまとめました。
痛みが苦手+パニック障害の私としては無痛分娩があるおかげでなんとか出産にこぎつけることができました。
痛みはもちろん、出産への不安感を取り除くことができた無痛分娩、やってよかったなと思います。
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