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無痛分娩は愛情がわかない?論に決着をつける

私は2019年秋に娘を無痛分娩で出産しました。

巷ではいまだに

「無痛分娩で楽して産んだら愛情がわかない・母性が育たない」

という意識を持っている人がいるようです。

「無痛分娩は愛情がわかない」説に決着をつけるためにこの記事を書いています。

 

無痛分娩=愛情がなくなる論の実態

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SNSで「無痛分娩 愛情」と調べると、

日々、無痛分娩=愛情がなくなる論を唱える人に嫌な思いをさせられている方がいることがよくわかります。

 

日本で無痛分娩が進まない一つの理由になっていそうですね。

 

妊婦への調査でも「痛み=母親になる」の結果が

 

また、無痛分娩を希望しない妊婦のうち21.1%の人が「痛みに耐えてこそ真の母親」 という意識をもっているそうです。

(本人がそう思っていらっしゃることを全く否定いたしません。)

 

無痛分娩でオキシトシンが減少=愛情も減少論

 

一部には、母性に関連するホルモン「オキシトシン」が、無痛分娩の麻酔により減少し、愛情が醸成されない。という論もあるようです。

 

 

 

 

無痛分娩は愛情がなくなるのか?

では、本当に無痛分娩では愛情を醸成できないのか・・・?様々な論文を読んだ結果

 

<結論>

無痛分娩か自然分娩かで、子への愛情(母性)に差はでず、無痛分娩でも愛情は持てる

 

と言えるということがわかりました。

 

裏付け情報①産後の調査結果

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東京大学医学部医学科の方がまとめた論文を読むと、産後のママ達へのヒアリングを中心とした研究から

 

自然分娩・無痛分娩の間に母性の獲得に差はないと結論づけています。

 

ポイント
  • 自然分娩派・無痛分娩派それぞれの方法で母性が育まれている

論文を読むと、

 

  • 自然分娩派=陣痛を乗り越えた自信が、母性に繋がった
  • 無痛分娩派=痛みが軽減されて余裕ができ、母性が育まれた

 

各々の理由で赤ちゃんへの母性がはぐくまれているんですね!

 

 

 

オキシトシンと無痛分娩、愛情の関係は不明確

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愛情に関係するホルモン「オキシトシン」が無痛分娩により減少するため、無痛分娩は愛情形成が困難。という論に対しても、不明確と言えるでしょう。

 

実際に無痛分娩によりオキシトシンの減少は認められています。

しかし、愛情を育む鍵のすべてが「出産時にオキシトシンが出るかどうか」とは限らず、いくらでもほかの要素で愛情を埋め合わせることができると考えられるからです。

 

産後の愛情調査でも無痛分娩と自然分娩で愛情に差がないことからも、 明らかではないでしょうか。

 

裏付け情報②助産師の所感

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助産師がまとめた論文によると、母性の醸成には

 

  • 陣痛の痛みはさほど関係ない。
  • 妊娠中からの胎児への声かけ出産後のふれあい母性をはぐくむ
  • 助産師の経験上、無痛分娩の母親が母性や愛情が欠けていると感じたことはない。

 

とまとめています。

 

裏付け情報③自分の体験

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実際私も無痛分娩で出産しましたが、子供への愛情は「しぐさ」や「成長」、「反応」を見るうちにどんどん育っていったように思います。

 

1歳の今では表情も感情も豊かで、日に日に子供への愛情は増していくばかりです。

 

無痛分娩でも、産後の痛みなどはもちろんあり

私の場合、その痛みは愛情を育んだというより

「こんな辛い思いをして産んだ子を絶対に失うわけにはいかない!」

と鬼気迫る思いに変換されました。

 

 

子供への愛情を育む鍵は「出産時の満足度」

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では、何が子供への愛情を育むキーなのでしょうか。

論文を読み漁ってみると1つの結論が見えてきました。

 

ポイント
  • 出産満足度の高さが、赤ちゃんに対する愛着を高める。

 

論文によると、出産満足度が高いほど赤ちゃんに対する愛着が良好であった。という調査結果があります。

 

つまり、痛みがあるかどうかではなくて

  • 安心する出産ができたか
  • 不安がなく自分が満足いく出産ができたかどうか

が赤ちゃんの愛情に関係していると言えるでしょう。

 

結論、無痛分娩も自然分娩も愛情を育む

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自然分娩派は、陣痛の痛みを乗り切った自信が・・・

無痛分娩派は、出産の不安や痛みを軽減できることが出産の満足につながり、赤ちゃんへの愛情を育む。

 

それぞれの方法で愛情はしっかり育まれる言えますね。

 

出産が楽だと赤ちゃんがかわいく感じる?!

「出産が思ったより楽だった女性は、つらかった女性と比較して、子供に対してのマイナス感情が少ない」 という研究結果もありました。

 

無痛分娩を希望する人にとって無痛分娩は愛情形成に役立つともいえるのではないでしょうか。

 

なお、この出産の満足度と赤ちゃんへの愛情の相関も産後1カ月の話なので、いくらでもそのあと赤ちゃんに愛情をはぐくむことができます。

 

無痛分娩に対して外野は何も言わない方がいい 

出産の満足度が愛情形成に関係することがわかりました。つまり、他人が

 

「無痛分娩よくない!やめろ!」

 

とか言うことが、妊婦のストレスや出産方法選択の医師反映を阻害し、赤ちゃんへの愛情をはぐくむ行為を妨げる!

 

赤ちゃんへの愛情を育むことに心配をしているのであれば外野は何も言わないことが、一番です!

 

 

 

まとめ

真面目に調べてみても、無痛分娩だから愛情がわかないなんてことはない。ということがわかりました。

 

自然分娩の痛みが愛情につながったというのも間違いではないし

 

無痛分娩で出産の恐怖や痛みを取り除けたことが愛情を育めるということも間違いではない!

 

本当に人それぞれ考え方次第ってことですね!

 

もし無痛分娩で産んだら子供に愛情が持てない・・!!!とか言ってくる人がいたら

 

あなたは「痛みが愛情を生むタイプ」の人なんですね。私は不安・痛み解消で愛情はぐくむ派です~って考えればいいですね。

 

たけのこの里派かきのこの里派かくらいの違いですよね~!聞き流しちゃいましょう。

 

とにかく安心・安全、子も母も健康なことが何より!自分が納得する方法で出産できるといいですね!

 

 

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